長期的な借金の代わりにインデックスファンドで資産形成
株価インデックスというのは、代表的なものにTOPIX(トピックス)があります。TOPIXは東証一部上場株式の時価総額に連動して価格が変動します。
時価総額は今の株式市場の大きさや、全体の資金のフローをみるときに必要になってきます。
これは個別銘柄の値動きを予測するときにも重要な指数です。今が上昇相場なのか横ばいか下降相場か、ある程度予測することも可能です。
そしてファンドなどの資産運用成績のベンチマークにもなっています。国内株式の運用成績を評価する場合は、このTOPIXをベンチマークにします。
TOPIXよりも運用成績がどれだけ上か下かで、そのファンドの評価も決まってしまいます。そして担当者もこの数字を参考に報酬が決定されます。
実際は年間の推移を見ると、丹念で突出した利益を上げるファンドマネージャーはいても、中長期で見た場合TOPIXの数字以上にパフォーマンスをあげられる人は少ないです。
世界的な投資家ウォーレン・バフェットやジム・ロジャースのような投資家は例外中の例外です。私もジム・ロジャースのセミナーには何度か参加したことがあるのですが、彼はリアルタイムで様々な予測を的中させていました。
例えば原油や金などが高騰するというのも、数字の推移なども含めてほぼ完璧に当てていました。特にその頃は原油はかなり安い水準で近い将来に暴騰するというようなことはほとんど予測する人はいませんでした。
その時に言われたとおりに購入していれば、かなりのお金持ちになっていたでしょうね。でもなかなかそこのセミナーに参加していて人でも多くのお金を投じた人は少なかったようです。
やはり怖くて、そのような話を鵜呑みに出来ないのが普通の人です。いくら有名投資家でもリスクはありますし、借金を背負うようなことになれば最悪です。
彼の本を読んでいても予測は神がかり的に当てていますが、彼やウォーレン・バフェットももう高齢なので今さら話に乗るのも遅い気がします。
やはり身近で投資できるものでベストなのがインデックスファンドです。年金代わりに長期の積立をしていけばほぼ間違いなくプラスにもっていくことができますし、複利運用をしていけば年金の足しになり資産としては十分なものでしょう。
富豪と言われる人たちも、インデックスファンドには資産の内の一定の割合を投資しているので自信をもって中長期の投資として組み入れていけばいいと思います。
少なくとも住宅ローンなどの長期の借入に比べれば価値が増大していくものですし、お金を投じる価値はあります。
日本の場合は人口が減少してきていますので、不動産でローンを組むのは適切ではありません。買った瞬間から価値が2割位は下がってしまいますし、その後も減価償却で年々資産価値はなくなっていきます。
新興国とは違うので、日本居住者はなるべく賃貸物件で過ごして、浮いたお金を投資信託で積み立てていくことをお勧めします。
資産の形成としては簡単で、確実性のある方法です。